コロナの流行がなぜ治ってきたか?
コロナの流行が目に見えて減っています。
その理由は?、皆様が頑張ったから? 皆んなでワクチンを接種したから?
その様な理由では感染症はここまで減らすことはできません。
毎年のインフルエンザ、ワクチンもしてても毎年多くの方が罹患します。大きな流行をすることはあっても、減ることはあまりありません。
ではなんで減ったの? 最近の論文にもある様に、流行中だったデルタ株はウイルスが欲張りすぎて、自分自身の再生能力に異常を来したみたいです。つまりデルタ株の変異が人間にとって良い方向に働いた様です。ですので大流行中だったデルタ株はこのままでは大きな流行を来せなくなっています。しかし、残されたデルタ株や他のコロナウイルスが再度変異して、また大流行を起こす可能性はまだまだあります。コロナが居なくなったのではありません。まだまだ、努力の継続が必要です。大型ショッピングセンター、外食、人の集まる集会、密の状況はできる限り避けたいものです。道ばたやお店での大声での長話は避けてください。
最近はどこへ行っても、全国からの人たちが入り混じり、こども連れでのお出かけを目にしますが、注意は怠らないでください。マスクもできる限り不織布(ウレタンやカッコだけのシールドはダメ)でお願いします。インフルエンザも今まで流行してこなかったため、皆さんの体には防ぐ抗体が十分ではありません(インフルも毎年株が変異しています)。ウイルスはある1種類が大きく流行すると、他のウイルスが流行でき難いというウイルス干渉という現象があります。昨年まではコロナが一杯だったためインフルエンザが流行でき難い状況があったかもしれませんが、今年の冬はコロナが少し減ったことにより他のウイルスが流行し易い状況が出来上がっています。それで、インフルエンザの大流行が危惧されているのです。しかし、ウイルスはこれ以外にもロタ・ノロ・パラインフルエンザ・ライノ等とたくさんあります。どうぞご注意ください。コロナが消失したわけではないことをご理解ください。今年のインフルエンザに注意が必要な理由をご理解下さい。