現在、新型コロナウイルス(COVID-19)について、日本全国で不安が渦巻いています。
2月29日政府は臨時休校を始め、3月は殆どお子様は家庭内で待機するような状況になっています。
街を歩くと、人は少なく、観光地や遊び場は戸外であっても休館しています。
将来が見通せない不安と恐怖と、この状況は未だしばらく続くものと考えます。インフルエンザの様に収束とはいかないでしょう。
現在「風邪症状」でもクリニックを受診する人は少なく、皆さんがクリニック受診をも不安に思っていることがわかります。
東北医科薬科大学教授の賀来先生や東北大学の押谷先生のコメントは重要です。
「誰がかかっているかわからないこの状況では、他人へうつす可能性は誰にでもあり、誰でも感染する可能性があります」。
それを防ぐ唯一の方法は「休むこと」です。
特に小学校高学年、中学、高校、大学生は「休むことの意味」を再度理解して、ご自分の行動を取ってください。
保護者はそのことを是非伝えてください。「そんなこと考えたことない」では済まないのです。
また、新型コロナを怖いと思うならば、今までの行動や対応を変えましょう。無駄に出歩かず、手洗い、うがいの励行です。
メディアでは小児は軽症で済むと言われており、子ども達はだから関係ないと行動しがちです。その行動が、多くのご両親や高齢の
家族を重症例へ引きずり込むことを伝えて下さい。
すでに私たちの周りには、新型コロナが潜んでいる可能性は高く、軽症者から医療機関を介して拡大することを心配しています。
今しなくてはならないことは、感染の拡大を抑えることです。それが多くの命を救います。
この非常事態を乗りこえましょう。