2019年夏、現在流行中の手足口病について
手足口病が流行しています、こどもから大人に感染ることも多々あります。
この流行は7月下旬からピークとなり8月中流行することが多いです。
流行は飛沫・接触・糞口感染で症状が治っても、2〜4週に渡りウイルスが便に排泄されます。
消毒はアルコールでは不十分で、ハイターのような次亜塩素酸が必要です。
登園停止の基準はありませんが、全身状態が改善してから登園しましょう。
手足の水疱・発疹は痛いこともあります。口腔内の水疱・潰瘍により食事が摂れなくなることもあります。
その際は牛乳・クリームシチュー・グラタンなどがしみませんが、アイスクリームなどのように冷たいと
より痛さを感じなくなります。
数日で治ります。治癒後数週間して爪が剥がれてくる場合もあります。
症状がない人も多くいます。また発疹等の典型的症状がなくても、時に重症化しますのでご注意ください。
合併症としては、脳炎、心筋炎などがあります。
心配な場合は受診下さい。直接に必要な内服薬や外用薬はありません。