かば先生ブログ

2018.07.26更新

乳幼児突然死症候群(SIDS)について

乳幼児突然死症候群(SIDS)は、それまで健康状態に問題なく既往歴からもその死亡が予測できず、しかも死亡状況調査及び解剖検査によっても原因がわからない、原則1歳未満の児に突然の死をもたらした症候群を指します。

ですから窒息や虐待、犯罪、事故ではない病気という事になります。日本における発生頻度は1/6000~7000人で、発生のピークは生後2ヶ月〜6ヶ月に多く2歳半頃までに発生します。乳児死亡の第3位を占めます。リスクの高い方は、男児、早産(37週未満)、低出生体重児(2500g未満)、うつぶせ寝、保護者の喫煙、ミルクを飲んでいる場合で、発生は冬の午前中に多いそうです。

原因は不明ですが、その発生を低下させることができます。以下にその方法をあげてみましょう。

1.うつぶせ寝をしない。仰向け寝にする。

2.保護者(両親)は喫煙をしない、受動喫煙に注意

3.母乳が出る場合は母乳栄養(ミルクがSIDSを引き起こすわけではない)

4.なるべく一人にしない(同じ部屋で寝る)ただし添い寝はしてはいけない。

5.赤ちゃんを暖めすぎない(厚着は避けて、顔を覆わない。部屋を暖かくする)

6.おくるみは基本使わない(良いことも悪いこともあるので注意)

7.寝ている場所、固めのマット、枕はいらない、かけ布団、ヒラヒラした寝具、タオルは置かない。周りにビニール、ヒモを置かない。短い時間でもソファに寝かせない、ふかふかのベッドを避け、羽毛布団はお腹から下にかける、熱さまシートを使わない。柔らかいおもちゃ、クッション等を寝ている近くに置かない。

8.米国ではSIDS予防商品や家庭用心肺モニター、乳幼児感知センサーは使わない

米国小児科学会によると、すべての健康な乳児は仰向けで寝かせるように勧めています。これによりSIDSが25%減少しました。

不幸な転帰を避けるため、リスクを少しでも下げましょう。出来ることから始めるのが肝要です。

 

sids

投稿者: かやば小児科医院

2018.07.17更新

現在、医師にも色々ありますね、専門医もそうです。研修中の医師もいます。すべて医師です。

そんな中で、指導医と言われる医師がいます。私が医師になりたての頃は、上の先生方はすべて指導医でした。

ピンからキリまで、医院長から部長、科長、医局長、1年上の先輩まですべて指導医でした。ですので色々幅の広いいろんな意見や知識を学ぶことができました。現在はちょっと違います。国により医師臨床研修制度が確立してからは、国が指導医に色々なものを求めてきています。現在の指導医は教育という観点を理解した者でなけれなけれならないということになっています。ただの医師が上意下達方式で研修医を教えるわけにはいかないのです。

こんな状況で、私も今まで医師となってから、開業医となってからずっと、若い医師へ教育をし、共に働き、研鑽を積んできました。また現在、日本外来小児科学会学会では学生教育、研修医教育の部会の副委員長を務めさせていただいております。

一言「指導医」と言っても、学会ごとに、レベルの異なる指導医がたくさん存在します。今までのように上司が指導、または専門医が指導と言う状況は、昔とあまり変わらない状況が続いています。

このようななか、学生教育、研修医教育を受け持つ身であるから、やはりしっかりとした教育の目標、方略、評価を身につけなければと考え、今回、日本医師会の指導医資格を取ることにしました。これは、私が現在行っている教育を外部評価し、問題点を洗い、より良い教育とするために必要なことですし、内容もとても優れた者で厚生労働省の指針に則った資格でもあります。

現在の医師総数は約32万人います。毎年8千人以上が新しく医師になっています。彼らはいずれ教える側になるので、多分指導医となります。毎年すごい数が指導医となっているのです。ですので、指導医にも十分な資格審査が必要になるのです。今回のワークショップは第30回でしたが、約8万人が日本医師会の指導医となっています。医師総数の4人に1人です。

日本の医師が世界標準として、世界に通用するために現在大きな変革が起きています。その中で開業医も取り残されないだけでなく、世界標準の医師として活躍するために今回の指導医の資格は必要と考え、今回お休みをいただき取得してまいりました。皆様の協力があって得ることができました。ありがとうございます。

WS 

 

 

投稿者: かやば小児科医院

  • ご相談はお気軽に 当院は予約制ではございません。基本的には受付順に診察しておりますが、連絡いただければご希望の時間にも沿う様にします。急患の方などは臨機応変に優先的にして対応しております。ご相談はお気軽に 当院は予約制ではございません。基本的には受付順に診察しておりますが、連絡いただければご希望の時間にも沿う様にします。急患の方などは臨機応変に優先的にして対応しております。
    • HPを見たとお伝えいただければスムーズです 022-237-0081
      top_spimg11.png
    • 24時間受け付けております メールでのお問い合わせ24時間受け付けております メールでのお問い合わせ
  • フェイスブック Facebookフェイスブック Facebook
  • かば先生ブログ Blogかば先生ブログ Blog