かば先生ブログ

2019.10.30更新

 

2019年流行中のはしかについて。(3月の記事です。)

今年に入り、はしか(麻疹)が猛烈な勢いで流行中です。(10月現在収まっていますが、問題点を提起します)

ところで、今年の流行の特徴は、三重県で集団感染がありました、これにより4次感染までおきています。皮肉にもこれは宗教上の理由で予防接種をしない方たちの研修会で発生したようです。他にも複数の集団感染がおきています。また海外で感染して帰国後発生している例が目立ちます。すでに今年は222人を超えて流行しています。 特に注意点はワクチンをしていても感染している方がいることです。20歳以上でははしかの予防接種をしていてもかかる方が多くなっていますので、ご注意ください。 はしかは空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染等と様々な感染経路を通して感染します。そしてその感染力はとても協力です。潜伏期は2週間です。

日本は2012年に麻疹排除にむけて、「定期接種の対象者は今すぐMRワクチンを受けて!」と国が対策をしました。そして2015年に日本の麻疹は排除状態にあることがWHOにより認定されていました。しかし、これが維持できなかったようです。

はしかを疑う症状が出たら! 感染を広げないために公共の場への外出を控え、速やかに医療機関に電話で問い合わせてください。その際には必ず受付ではしか疑いであることを速やかにお伝えください。直接来院しますと、もしはしかだった場合、クリニック内で2次感染を起こす可能性があるからです、クリニックに来る方は基本的に体が弱まっていることが考えられるので、特に注意が必要だからです。

はしかの症状は、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。38℃前後の発熱が3日から4日続いた後、 一旦解熱して再び39℃以上の高熱が出ル時に発疹が全身に広がります。はしかに感染すると、免疫を担う全身のリンパ組織を中心として増殖し、一過性の強い免疫抑制状態を起こすため、合併感染症が重症化することが特徴です。特に麻疹肺炎や麻疹農園は2大死亡原因となります。また罹患すると、平均7年を経て発症する亜急性硬化性全脳炎などもあり、先進国でも1,000人に1人の割合で死亡する可能性があることが知られています。

はしかは春から夏にかけて流行することが多いので、この時期は要注意です。唯一の有効な予防法はワクチンしかありません。 くれぐれもはしかにかかって、自然に一生有効な免疫を体につけるという無謀な行為はなさらないことをお勧めします。

はしかは全患者数が把握されることになっています。毎年200名前後が発生しています。免疫のない人がかかると100%発症します。予防接種を2回受けている場合は感染のリスクは少なくなりますが、1歳以下の受けていない児、1歳から6歳までの1回しか受けていない人は注意が必要です。(現在28歳以下の大人は制度上は2回接種していますが母子手帳での確認が必要です。28歳から45歳までの大人は制度上1回しか受けていないと思われます。45歳以上ではワクチン接種はしていないと思われ免疫がありません。全年齢を通じてはしかにかかったことのある場合は免疫があると考えます。)

今後もいろいろな形ではしかの発生が危惧されています。オリンピック・パラリンピック、インバウンド観光客の増加、いろいろな宗教や考え方を持つ方の増加等により。思いもしない形で流行が始まることもありますので、できるだけ予防策であるワクチンは接種しておきましょう。

 

投稿者: かやば小児科医院

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